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JA
本論文の目的は、西田幾多郎(1870–1945)によって確立された哲学である京都学派の後継者の一人、西谷啓治(1900〜1990)が提唱したキリスト教の仏教的解釈について分析することである。西谷の主張を理解するためには、キリスト教における神の概念と神と人間の関係性についての彼の考察が重要である。 西谷の解釈を前にすると疑問を呈することがあるかもしれない。しかし、実存的信頼性の啓示が仏教だけでなく、あらゆる宗教的な生活と繋がりをもっていると西谷は言っている。従って、西谷はキリスト教の真の教えを考究しつつ、それを何らかの形で自己の思想体系へ組み込むことを試みた。さらに、この宗教的経験の概念こそが西谷のキリスト教に対する思索の中で重要な役割を果たしたと考える。 西谷の哲学は絶対性と相対性の関係だけでなく、宗教的経験もが西田幾多郎の“自己同一性絶対矛盾の論理”に基づいて理解されている。つまり、西田の理論は実存的且つ宗教的側面から把握しなければならないことを注視する必要がある。 上記の枠組みにおいて、西谷のキリスト教の神と神の愛に対する解釈、すなわち全能と遍在と、そこに西谷が付与する新しい意義を分析する。
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