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The Emergence of the New Woman in Korea under the Japanese Rule

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Diniejko A.

Analecta Nipponica

2014

issue 4

75-100

本論文は、植民地時代の朝鮮（1910-1945）における「新女子」の出現に光を当てる。第一に、筆者は19世紀の西洋文化および20世紀初頭の日本や中国に見られる「新女子」の起源を記述する。次に、前近代の朝鮮における女性の置かれた状況を、1920年代の植民地朝鮮における文化的・文学的動揺に焦点を当てながら簡潔に記述する。この動きは朝鮮文学と文化における「新女子」の出現の契機となった。論文の最後には、金明淳（1896-1951）、羅蕙錫（1896-1948）、金元周（1896-1971）といった、三人の朝鮮の「新女子」作家の業績を概観する。こうした作家達は、作品の中で性の不平等について表現し、偽りのない女性の声を現代朝鮮文学に知らしめた。本論文は、植民地時代の朝鮮における「新女子」の現象を理解・分析するのよりもむしろ、傑出した三人の朝鮮の「新女子」作家達の貢献を強調しながら、入門的に概観することが目的である。

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