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in the keywords:  “religion of the future”
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JA
現代の哲学者であり、いわゆる京都学派の代表的存在である西田幾多郎(1870-1945)は、相対的な視点から宗教の問題に取り組んだ。重要なのは、西田が新たな世界宗教を模索するなか仏教もキリスト教も超える必要性を提唱した、京都学派の中でも最初の存在だったということである。西田は禅宗の熱心な信奉者であり布教者であったため、この事実はややもすれば見落とされがちである。西田によれば「未来の宗教」は、多くの場合隠れているが実はすべての宗教に見いだすことのできる、人類の普遍的宗教的体験への深い洞察の結果現れるだろうと述べている。本論文の目的は、仏教に対する西田の重要な見解に特に着目しつつ、彼の宗教と普遍的宗教的体験への考え方を明らかにすることである。この問題は西田哲学に遡ることのできる「宗教的体験」の独自の定義に基盤を置いた、京都学派の異宗教間の対話という文脈において特に重要である。 本論文で分析される主要文献は、 1945年という日本の昭和時代の重要な年に著された西田の後期の随筆『場所的論理と宗教的世界観』である。第二次世界大戦の際、西田は「未来の宗教」が世界に平和をもたらすことを望んでいたと結論づけることもできるだろう。
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